本文へスキップ

アダージオとは?

あだーじお

音楽の速度標語の一つで「ゆっくりと、おだやかに」を意味し、遅いテンポで演奏することを指示します。

アダージオ(Adagio)とは、クラシック音楽をはじめとする西洋音楽で用いられる速度標語(テンポ指示語)の一つで、イタリア語で「ゆっくりと、安静に」を意味します。「ad agio(楽に、ゆったりと)」を語源とします。

速度の目安としては、一般的にメトロノームの値でBPM(1分間の拍数)60〜66程度とされており、速度標語の中では比較的遅い部類に入ります。速度標語の序列でいえば、ラルゴ(最も遅い)・グラーヴェ・ラルゲット・アダージオ・アンダンテ・モデラート・アレグロ(速い)…という位置づけになります。

アダージオが指定された楽章は、感情的な深みや歌うような旋律を持つ曲が多く、管弦楽曲・室内楽・ピアノ曲などに広く登場します。著名な作品例として、アルビノーニの「アダージョ」、バーバーの「弦楽のためのアダージョ」、ベートーヴェンのピアノ協奏曲第5番「皇帝」の第2楽章(アダージョ・ウン・ポコ・モッソ)などが挙げられます。

また、バレエ用語としても「アダージオ」が使われ、男女のパートナーが組んでゆっくりと演じる部分を指します。ゆったりとしたリフトや身体表現で技巧と表現力を見せる場面です。音楽・舞踊ともに、優雅さや感情の深さを表現する場面でこの言葉が登場します。

使い方・例文

ベートーヴェンのソナタを演奏する際、楽譜に「Adagio」と記されていたら、その楽章はゆったりとしたテンポで感情豊かに演奏するよう指示されています。

この用語をシェア

𝕏 でポスト LINE

最終更新:

関連用語