アタカマ砂漠とは?
あたかまさばく
アタカマ砂漠とは、南アメリカのチリ北部に広がる世界有数の乾燥地帯で、年間降水量が極めて少ない地球上で最も乾燥した砂漠のひとつです。
アタカマ砂漠(Atacama Desert)は、チリ北部からペルー南部にかけて南北約1,000キロメートルにわたって延びる高地砂漠です。平均標高は2,400メートル前後で、アンデス山脈と太平洋の間に挟まれた地形が独特の気候を生み出しています。
その極端な乾燥は複数の要因が重なって生じます。
- フンボルト海流:南米西岸を北上する冷たい海流が大気を安定させ、降雨を抑制する
- アンデス山脈の雨陰効果:大西洋側からの湿気をアンデスが遮断する
- 南太平洋高気圧:常に安定した高気圧が上空を覆い、上昇気流が生じにくい
地域によっては記録的な無降雨期間(数十年に渡るとされる観測地点も存在)が続くほどの乾燥地帯です。一方、数年に一度エルニーニョなどの影響で雨が降ると、休眠していた球根植物が一斉に開花する「砂漠の花盛り(デジエルト・フロリド)」と呼ばれる壮観な光景が現れます。
また、澄んだ大気と高標高から、世界最高水準の天文台(パラナル天文台・アタカマ大型ミリ波サブミリ波干渉計ALMAなど)が集中する天文観測の聖地でもあります。さらにリチウム・硝石・銅などの鉱物資源も豊富で、チリの主要産業を支えています。
使い方・例文
「地球上で最も火星に似た環境」として天文学者や惑星科学者の研究フィールドとなっており、宇宙探査機器のテストやアストロバイオロジー研究の場としても注目されています。
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