アセトンとは?
あせとん
アセトンとは、独特の甘い刺激臭を持つ無色透明の有機溶剤で、マニキュアの除光液や工業用洗浄剤として広く使われます。
アセトン(化学式:(CH₃)₂CO、別名:プロパノン)は、ケトン類に属する最もシンプルな有機化合物で、無色透明・揮発性の高い液体です。独特の甘みを帯びた刺激臭があり、水・エタノール・エーテルなど多くの溶媒と自由に混合します。沸点は約56℃と低く、常温でも蒸発しやすい性質があります。
アセトンの主な用途は以下のとおりです。
- 除光液(マニキュアリムーバー):ネイルポリッシュを溶かして落とす最も身近な用途
- 工業用洗浄剤・溶剤:樹脂・接着剤・塗料・インクなどを溶かす溶媒として工場や実験室で使用
- 化学合成の原料:プラスチック(ポリメタクリル酸メチル=アクリル)やビスフェノールAなど多くの化学品の合成に使われる
- 医療・検査:生体内でも脂肪が過剰に分解されると肝臓でアセトンが産生され、糖尿病性ケトアシドーシスの際の呼気中に検出される
アセトンは引火性が非常に高く(引火点:約−20℃)、火気のある場所での取り扱いには厳重な注意が必要です。揮発した蒸気は空気より重く、床に沿って広がりやすいため換気も重要です。一方、毒性は比較的低く、適切に使えば安全な溶剤として扱われています。
日本では消防法上の危険物(第4類・第1石油類)に分類されており、大量保管には規制があります。
使い方・例文
「マニキュアを落とすときの除光液には、アセトンが主成分のものと非アセトン系のものがあります」「プラスチック部品の洗浄にアセトンを使う際は、換気を十分に行い火気を避けることが重要です」のように使います。
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