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アスベスト廃棄物とは?

あすべすとはいきぶつ

建材や工業製品に使われていた石綿(アスベスト)を含む廃棄物で、飛散すると健康被害を引き起こすため厳重な管理が必要です。

アスベスト廃棄物とは、石綿(アスベスト)を含む建築材料・工業製品・保温材などが解体・改修・製造等の過程で廃棄物となったものを指します。アスベストは天然の繊維状けい酸塩鉱物で、耐熱性・耐腐食性に優れるため20世紀に広く建材などに使われましたが、その微細な繊維を吸い込むと中皮腫・肺がん・石綿肺などの重篤な疾患を引き起こすことが判明し、日本では2006年に製造・使用が原則全面禁止となりました。

廃棄物処理法では、アスベストを含む廃棄物は「特別管理産業廃棄物」に位置付けられ、通常の廃棄物とは異なる厳格な管理が義務付けられています。含有形態により、繊維が飛散しやすい「飛散性アスベスト廃棄物」と、固化されて飛散しにくい「非飛散性アスベスト廃棄物」に分類され、それぞれ処理基準が異なります。

建物解体時には事前調査でアスベストの有無を確認し、含有が判明した場合は専門の資格を持つ業者が養生・湿潤化などの飛散防止措置を徹底したうえで除去・撤去を行います。撤去後の廃棄物は二重梱包などで密封し、許可を受けた最終処分場で埋立処分されます。

築年数の古い建物の解体が増える中、適切な管理と処理による環境・健康保護が引き続き重要な課題となっています。

使い方・例文

古いビルの解体現場では、アスベスト廃棄物の飛散を防ぐため、作業員が防護服を着用して厳重に養生しながら除去作業を進めます。

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