アジソン病とは?
あじそんびょう
アジソン病とは、副腎皮質が十分なホルモンを産生できなくなることで引き起こされる慢性の内分泌疾患で、全身の倦怠感・低血圧・皮膚の色素沈着などを特徴とします。
アジソン病(Addison's disease)は、両側の副腎皮質が慢性的に障害を受け、コルチゾールやアルドステロンなどの副腎皮質ホルモンが不足する疾患です。19世紀にイギリスの医師トーマス・アジソンが初めて報告したことからこの名が付けられました。
原因として、先進国では自己免疫性副腎炎(免疫が誤って副腎を攻撃する)が最も多く、結核や真菌感染、副腎への転移性腫瘍、出血なども原因となります。日本を含む先進国では自己免疫性が主因です。
主な症状には以下が含まれます。
- 慢性的な倦怠感・脱力感・体重減少
- 低血圧(立ちくらみを伴うことが多い)
- 皮膚や粘膜の色素沈着(褐色化)
- 食欲不振・吐き気・腹痛
- 低血糖・低ナトリウム血症
アジソン危機と呼ばれる急性副腎不全は、感染・外傷・手術などのストレスをきっかけに発症し、血圧が急激に低下して命にかかわる緊急事態です。治療は不足しているホルモンを薬で補充するホルモン補充療法が基本で、適切な管理のもとでは日常生活を送ることが可能です。ただし、ホルモン補充は終生にわたって必要になる場合が多く、患者本人と周囲がアジソン危機のリスクを理解することが重要です。
使い方・例文
体の疲れやすさや肌の色素沈着が続く場合、アジソン病を含む内分泌疾患の可能性を考えて医療機関を受診することが勧められます。
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