アジアモンスーンとは?
あじあもんすーん
アジアモンスーンとは、季節によって風向きが大きく逆転するアジア域の大規模な季節風システムで、膨大な降水と農業を支える気象現象です。
アジアモンスーン(Asian Monsoon)とは、アジア大陸とインド洋・太平洋の間で季節ごとに卓越する風向きが大規模に逆転する現象、およびそれに伴う降水・気温パターンの総称です。「モンスーン」はアラビア語の「季節」を意味する言葉に由来します。
発生メカニズム
夏季には大陸が海洋よりも速く加熱されて低気圧が発達し、海洋から大陸へ向かう湿った南西風が吹き込みます。冬季には大陸が冷却されて高気圧が発達し、大陸から海洋へ乾燥した北東風が吹き出します。この海陸の熱容量の差が季節風の基本的なドライバーです。
主なサブシステム
- インドモンスーン:インド亜大陸に6〜9月に集中降雨をもたらし、農業・水資源の基盤
- 東アジアモンスーン:梅雨・秋雨前線として日本・中国・朝鮮半島に影響
- 東南アジアモンスーン:タイ・ベトナムなどの乾季・雨季の明確な二分法を生む
気候・社会への影響
アジアモンスーンは世界人口の半数以上が依存する農業用水の大部分を供給します。エルニーニョ現象との相互作用によってモンスーン降水量が変動し、干ばつや洪水による食料安全保障への影響が広域に及ぶため、国際的な気候監視・予測の重点対象となっています。
使い方・例文
日本の梅雨は東アジアモンスーンの一部であり、インドでは毎年6月頃に「モンスーン入り」が宣言されてその年の農業収穫見通しが大きく注目される場面でアジアモンスーンという用語が登場します。
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