アイスボックとは?
あいすぼっく
アイスボックとは、ビールを凍らせて氷を取り除くことでアルコール分と風味を濃縮させた、ドイツ発祥の高アルコール濃厚ビアスタイルのことです。
アイスボックとは、ドイツ語で「氷のボック」を意味するビアスタイルで、ボックビール(強めのドイツ式ラガー)を冷却して一部を凍結させ、生じた氷を取り除くことによってアルコール分・糖分・風味を濃縮させる製法で作られます。
この製法は「凍結蒸留」または「アイス・ディスティレーション(氷結濃縮)」とも呼ばれます。水はアルコールより高い温度で凍るため、ビールを凍らせると水分が先に氷になります。この氷を除去すると、アルコールと風味成分が残った液体の濃度が高まります。通常のボックビールが6〜7%のアルコール度数を持つのに対し、アイスボックは7〜14%程度と非常に高くなることが多いです。
アイスボックの風味上の特徴は次のとおりです。
- 濃厚でリッチなモルトの甘み
- キャラメル・チョコレート・ドライフルーツのような深い風味
- アルコールの温かみとコク
- 少量でも満足感の高い飲みごたえ
発祥地はドイツのクルムバッハとされ、誤って寒い外にビールを置き忘れたことで偶然発見されたという逸話が残っています。法規制上、この製法はドイツやアメリカなど一部の国では認められていますが、濃縮によるアルコール強化を蒸留と見なして禁止している国・地域もあります。
使い方・例文
「アイスボックは少量でも深い味わいがあり、食後に少しずつ楽しむのに適したビールです」のように、濃厚なビールを紹介する際に使われます。
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