ひきこもり支援とは?
ひきこもりしえん
さまざまな事情により長期間にわたって社会参加が困難な状態にある人とその家族に対して行われる相談・支援・居場所づくりの取り組みです。
ひきこもり支援とは、仕事・学校・地域活動などへの社会参加が長期間にわたって困難な状態(ひきこもり状態)にある人およびその家族を対象に、相談・訪問・居場所の提供・就労支援などを行う福祉・支援活動の総称です。厚生労働省はひきこもりを「自宅にほぼとどまり、6か月以上にわたって社会参加をしていない状態」と定義しています。
ひきこもりの背景は多様であり、不登校・就職失敗・職場でのトラブル・精神疾患・発達障害・家庭環境など様々な要因が絡み合っています。そのため、支援は段階的・個別的なアプローチが求められます。
主な支援の形態は以下のとおりです。
- ひきこもり地域支援センター:都道府県・指定都市に設置された相談窓口(支援コーディネーターが対応)
- 訪問支援(アウトリーチ):支援者が自宅を訪問し、当事者との信頼関係を築くところから始める
- 居場所・自助グループ:当事者が安心して集まれる場の提供
- 家族支援:家族向け相談・学習会・家族会
- 就労・社会復帰支援:段階的な社会参加プログラム・就労移行支援との連携
近年は「8050問題」(80代の親と50代のひきこもり子が同居して孤立する問題)が社会的関心を集め、長期化・高齢化するひきこもりへの支援充実が急務となっています。2021年から市区町村でも重層的支援体制整備事業の中でひきこもり支援が位置づけられ、身近な地域でのサポート体制が強化されつつあります。
使い方・例文
数年間外出がほとんどできない状態が続く成人の当事者が、地域のひきこもり地域支援センターに相談し、支援員の訪問や居場所への参加を通じて少しずつ社会参加に向けて歩み出す場面で「ひきこもり支援」が活用されます。
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