き電区分所とは?
きでんくぶんしょ
き電区分所とは、鉄道の電力供給(き電)システムにおいて、複数のき電区間を電気的に分離・切り替えするための設備です。
き電区分所(きでんくぶんしょ)は、鉄道の架線や第三軌条(レール)に電力を供給する「き電(饋電)システム」において、隣り合うき電区間の間に設置される切替設備です。「き電」とは変電所から列車へ電力を送り届ける仕組みのことで、電気鉄道の根幹をなす設備です。
き電区分所の主な役割は次のとおりです。
- 区間の電気的分離:異なる変電所が担当するき電区間の間を電気的に切り離し、電圧・位相の違いによる干渉を防ぐ
- 事故時の区間切り離し:架線事故や短絡(ショート)が発生した際に、その区間だけを切り離して他の区間への影響を最小化する
- 区間をまたぐ電力融通:スイッチを操作することで、隣接する変電所からの電力を補うことができる
電気鉄道は大量の電力を高速で供給する必要があるため、き電システムは変電所→き電線→き電区分所→架線という系統で構成されています。き電区分所には断路器(だんろき)や遮断器(しゃだんき)などの開閉設備が収められており、遠隔操作・自動制御が可能な施設が一般的です。
新幹線や地下鉄など高密度運転の路線では、特に安定したき電管理が求められるため、き電区分所の配置と機能が重要です。
使い方・例文
鉄道の路線図や沿線施設の紹介で、変電所と変電所の中間地点にある「き電区分所」という小さな施設名を目にすることがあります。
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