鹿の子とは?
かのこ
鹿の子とは、小豆餡を求肥や餅で包み表面に粒餡や豆を貼り付けた和菓子、あるいは鹿の子絞りの模様を指す言葉です。
鹿の子(かのこ)という言葉には、主に和菓子の名称と染色・織物の模様名の二つの意味があります。
和菓子の鹿の子は、小豆の粒餡を求肥(ぎゅうひ)や羊羹などで包み、表面に煮た小豆の粒や豆をびっしりと貼り付けた上生菓子です。表面に並んだ粒々の模様が子鹿(鹿の子)の斑点に似ていることからこの名がつきました。豆鹿の子・栗鹿の子など、使う材料によってバリエーションがあり、特に栗の甘露煮を使った「栗鹿の子」は秋の高級和菓子として人気があります。
もうひとつの意味である鹿の子模様は、布を小さくつまんで糸で縛って染色する「鹿の子絞り」(絞り染めの一種)によって生まれる、細かい粒状の文様です。江戸時代には高級な着物の柄として珍重されました。現在でも振袖や帯などに使われる伝統的な模様のひとつです。
いずれの用法も「子鹿の斑点のような細かい粒々」というイメージを共有しており、日本の伝統文化の中で大切にされてきた表現です。
使い方・例文
秋の和菓子店で「栗鹿の子」が並んだり、着物の柄として「鹿の子絞りの帯」が紹介されたりする場面で使われます。
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