おしべとは?
おしべ
オシベ(雄しべ)とは花の雄性器官のことで、花粉を作る葯と、それを支える花糸から構成されます。
オシベ(雄しべ・雄蕊)は、被子植物の花を構成する器官のひとつで、雄性生殖器官に相当します。一般的にオシベは「花糸(かし)」と「葯(やく)」という二つの部分から成ります。
花糸は細長い茎状の部分で、葯を適切な位置に支える役割を持ちます。葯は花糸の先端にある袋状の器官で、内部で花粉(かふん)が作られます。花粉は植物の雄性配偶子(精細胞)を運ぶ媒体であり、昆虫や風などによってメシベの柱頭に運ばれることで受粉が起こります。
オシベの数・形・配置は植物の種によって大きく異なります。
- ユリ:6本のオシベを持つ
- アブラナ科:4本の長いオシベと2本の短いオシベを持つ(四強雄蕊)
- マメ科:10本のオシベが合着する(二体雄蕊)
- キク科:葯が合着してオシベが筒状になる(聚葯雄蕊)
オシベは進化的に多様に変化しており、花弁状になったり(アヤメ科など)、退化して痕跡だけになる場合もあります。植物の分類・系統を研究する際にオシベの形態は重要な手がかりになります。
使い方・例文
花の中心部でめしべを取り囲むように並んでいる細長い器官がおしべです。ユリの花では目立つ葯が花粉をたっぷりつけており、触れると黄色い花粉が手につきます。
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