本文へスキップ

時効とは?一定期間の経過で権利や責任が変わる制度をわかりやすく解説

公開 2026年8月11日

この記事は 「時効とは?」 の解説をくわしく掘り下げたものです。

時効とは

時効とは、一定の期間が過ぎることによって、権利を得たり、逆に権利を失ったり、責任の追及ができなくなったりする法律上の制度です。時間の経過という事実に、法的な効果を結び付ける仕組みといえます。

取得時効と消滅時効

民法上の時効には、大きく分けて取得時効消滅時効があります。取得時効は、他人の物を一定期間、平穏かつ公然と占有し続けることで、その物の所有権などを取得できる制度です。一方の消滅時効は、権利を行使できる状態にありながら一定期間行使しないでいると、その権利が消滅する制度で、貸したお金を返してもらう権利(債権)などが対象になります。

刑事事件における公訴時効

刑事事件では「公訴時効」という制度があります。犯罪が発生してから一定期間が経過すると、検察官が被疑者を起訴できなくなるというものです。ただし、殺人など一部の重大な犯罪については、公訴時効が廃止されています。

時効の意義

時効制度の背景には、長期間続いた事実状態を尊重して社会の安定を図ること、時間が経つと証拠の収集や真実の解明が難しくなること、権利の上に眠る者を保護しないことなど、複数の考え方があるとされています。時効の期間や成立の条件は権利の種類によって細かく定められており、時効の完成を止める更新や完成猶予といった制度も存在します。個別の事情によって扱いが異なるため、具体的なケースについては弁護士など専門家に相談することをおすすめします。

「時効」の用語ページを見る

関連用語