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UMP合成酵素とは?

ゆーえむぴーごうせいこうそ

UMP合成酵素とは、ピリジン核酸の生合成において、オロト酸からUMP(ウリジン一リン酸)を合成する二つの酵素活性を併せ持つタンパク質です。

UMP合成酵素(UMP synthase)は、哺乳類をはじめとする真核生物のピリジンヌクレオチde novo(新規)合成経路の最終段階を担う酵素タンパク質です。オロト酸ホスホリボシルトランスフェラーゼ(OPRT)オロチジン5'-一リン酸脱炭酸酵素(OMPDC)という、本来は別個の二つの酵素活性が一つのポリペプチド鎖上に融合した、いわゆる二機能性酵素(bifunctional enzyme)です。

反応の流れは以下のとおりです。

  1. オロト酸にホスホリボシル基が付加されてオロチジン5'-一リン酸(OMP)が生成される(OPRT活性)
  2. OMPが脱炭酸されてUMP(ウリジン一リン酸)が生成される(OMPDC活性)

UMPはさらにUDP・UTP・CTPへと変換され、RNAの構成成分や多糖合成の活性化糖として利用されます。また、UMPはTMP(チミジン一リン酸)経由でDNA合成にも間接的に関わります。

臨床的観点では、UMP合成酵素の遺伝的欠損はオロト酸尿症(orotic aciduria)という希少な代謝疾患を引き起こし、成長障害や貧血をもたらします。また、抗がん剤の5-フルオロウラシル(5-FU)はこの経路を標的とするため、UMP合成酵素の活性は薬効にも関連します。

使い方・例文

生化学の授業でピリミジン合成経路を学ぶ際にUMP合成酵素が登場し、一つのタンパク質が二つの反応を触媒する「二機能性酵素」の具体例として取り上げられます。

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