TiDBとは?
てぃあいでぃびー
TiDBとは、MySQLと互換性を持ちながら水平スケーリングと強整合性を両立させたオープンソースの分散SQLデータベースです。
TiDBは、中国のPingCAP社が開発したオープンソースの分散リレーショナルデータベースです。名前の「Ti」はTitanium(チタン)に由来し、強靭さと軽さを象徴しています。MySQLプロトコルと高い互換性を持つため、既存のMySQLアプリケーションをほぼ変更なしに移行できる点が大きな特徴です。
TiDBはNewSQLカテゴリに分類され、従来のRDBMSが持つ強整合性とトランザクション機能を保ちながら、NoSQLのような水平スケールアウトを実現します。内部的には複数のコンポーネントから構成されており、SQLを処理するTiDBサーバー、分散KVストレージを担うTiKV、分散トランザクションの調整を行うPlacement Driver(PD)が連携して動作します。
TiDBの主な特徴は以下のとおりです。
- 水平スケールアウト:ノードを追加するだけでストレージと処理能力を拡張できる
- 高可用性:Raftコンセンサスアルゴリズムによりノード障害時も自動フェイルオーバー
- 強整合性:ACIDトランザクションを完全サポート
- MySQL互換:MySQL 5.7プロトコル互換でツール資産をそのまま活用可能
- HTAP対応:TiFlashという列指向ストレージを追加することでOLTPとOLAPを一体で処理
大規模Eコマースや金融サービスなど、高いスループットと強整合性が同時に求められる場面での採用が増えており、数百TBを超えるデータを単一クラスターで扱う事例も報告されています。
使い方・例文
ECサイトの注文管理システムで、急増するトラフィックに対応するためMySQLからTiDBに移行し、アプリケーションコードをほぼ変えずにスケールアウトを実現した事例がよく紹介されます。
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