NewSQLとは?
にゅーえすきゅーえる
NewSQLとは、従来のRDBMSが持つ強整合性とSQLインターフェースを保ちながら、NoSQLのような水平スケールアウトを実現する新世代データベースの総称です。
NewSQLは、2011年にアナリストのマシュー・アスレットが提唱したデータベースの分類概念で、RDBMSとNoSQLの長所を統合した次世代型データベースシステムを指します。2000年代に急増したWebアプリケーションの要求に応えるため、多くの企業がスケールアウト可能なNoSQLデータベースに移行しましたが、ACIDトランザクションやSQLの欠如がアプリケーション設計を複雑にするという問題が生じました。NewSQLはこの課題を解決するために登場しました。
NewSQLデータベースが実現しようとする主な特性は次のとおりです。
- 水平スケールアウト:分散アーキテクチャにより複数ノードでデータを分散処理
- 強整合性:ACIDトランザクションを分散環境でも保証
- SQL対応:標準的なSQLインターフェースで既存ツールや技術資産を活用
- 高可用性:ノード障害時の自動フェイルオーバー機能
- 高スループット:従来のRDBMSを大きく上回る処理能力
代表的なNewSQLデータベースとしては、Google Spanner、CockroachDB、TiDB、YugabyteDBなどが挙げられます。分散トランザクションの実現にはPaxosやRaftなどのコンセンサスアルゴリズムが活用されており、地理的に分散したデータセンター間でも整合性を保てるシステムもあります。
金融取引管理、在庫管理、グローバルなユーザー認証基盤など、データの正確性と高負荷への対応を同時に求められる用途で注目されています。
使い方・例文
グローバルに展開するサービスで「MySQLではスケールに限界が来たが、NoSQLに移行するとトランザクション管理が困難になる」という課題を持つ場合に、NewSQLデータベースの採用が検討されます。
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