スケールアウトとは?
すけーるあうと
スケールアウトとは、処理能力を高めるためにサーバーや仮想マシンの台数を横方向に増やす拡張方式のことです。
スケールアウト(Scale Out)とは、システムの処理能力や可用性を向上させるために、同等のスペックを持つサーバー・インスタンス・ノードを追加する水平方向の拡張手法です。一台のマシンのスペック(CPU・メモリ)を強化する「スケールアップ(垂直スケーリング)」と対になる概念です。
スケールアウトでは、複数台のサーバーにロードバランサー(負荷分散装置)を組み合わせてリクエストを振り分けます。一台が障害を起こしても残りのサーバーが処理を引き継ぐため、単一障害点(SPOF)を排除できます。ウェブアプリケーション層・キャッシュ層・データ処理クラスターなど、ステートレス(状態を持たない)な構成と相性が良いとされます。
スケールアウトの代表的な特徴を整理すると以下のとおりです。
- 追加コストが比較的線形に増加し、設計しやすい
- 高可用性(HA構成)を実現しやすい
- ステートフルな処理(セッション管理など)は追加の工夫が必要
- 台数増加に伴い管理・監視の複雑さが増す
クラウド時代においてスケールアウトはオートスケーリングと組み合わせて使われることが多く、トラフィック変動に柔軟に対応できるアーキテクチャの基盤となっています。
使い方・例文
ウェブサービスのAPIサーバーを1台から5台に増やして、ロードバランサーでリクエストを分散させる構成がスケールアウトの典型例です。1台あたりの負荷を下げることで全体のスループットを向上させます。
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