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PCB廃棄物とは?

ぴーしーびーはいきぶつ

毒性・難分解性の有害化学物質であるポリ塩化ビフェニル(PCB)を含む機器や油などの廃棄物で、法律に基づく厳格な管理と期限内処分が義務付けられています。

PCB廃棄物とは、ポリ塩化ビフェニル(Polychlorinated Biphenyls、PCB)を含む廃棄物の総称です。PCBは電気絶縁性・耐熱性・難燃性に優れた化学物質として、かつてはトランスやコンデンサの絶縁油、蛍光灯安定器、塗料・ノーカーボン紙などに広く使用されました。しかし、生体への蓄積性と強い毒性が明らかとなり、日本では1974年以降の製造・使用が原則禁止されています。

PCBに汚染された主な廃棄物の種類には以下があります。

  • 高濃度PCB廃棄物:PCBを絶縁油として使用したトランス・コンデンサ本体および廃PCB油
  • 低濃度PCB廃棄物:蛍光灯安定器・電線・汚染土壌など、微量のPCBを含む機器類

PCB廃棄物は毒性・難分解性・生物濃縮性が高く、適切に処理されないと環境汚染や人体への深刻な健康被害を引き起こします。1968年に起きたカネミ油症事件はPCB汚染の代表的な被害事例です。

「ポリ塩化ビフェニル廃棄物の適正な処理の推進に関する特別措置法(PCB特措法)」により、事業者はPCB廃棄物を届け出・保管し、定められた期限までに中間貯蔵・環境安全事業株式会社(JESCO)等の処理施設で無害化処分することが義務付けられています。高温焼却(1100℃以上)による完全分解が主な処理方法です。長年にわたる未処理・保管状態が問題となっており、処分期限の管理と徹底が社会的課題となっています。

使い方・例文

古い工場や変電所に眠っていたPCB入りのトランスやコンデンサは、所有者がPCB特措法に基づいて届け出た上で、JESCOの専用処理施設へ搬出して高温焼却による無害化処分を行う必要があります。

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