Moog Minimoogとは?
もーぐ みにもーぐ
Moog Minimoogとは、1970年代初頭にMoog Music社が開発したアナログシンセサイザーで、ポータブルな鍵盤楽器として音楽制作の世界に革命をもたらした名機です。
Moog Minimoog(ムーグ・ミニムーグ)は、Robert Moog(ロバート・モーグ)率いるMoog Music社が1970年に発売したアナログシンセサイザーです。それ以前のMoogシンセサイザーはスタジオに設置される大型のモジュラーシステムでしたが、Minimoogはそれをコンパクトな一体型鍵盤楽器に凝縮し、演奏者が舞台やツアーに持ち込めるようにした画期的な製品でした。
Minimoogの主な特徴は以下のとおりです。
- 3つのVCO(電圧制御発振器):複数の発振器を組み合わせることで厚みのある音色を作れる
- 梯子型フィルター(Moog Ladder Filter):独特の温かみと滑らかさを持つMoog独自の音色の核心で、特許保護された設計
- ピッチベンドホイール・モジュレーションホイール:演奏中にリアルタイムで音程・音色を変化させる操作子を楽器として初めて標準搭載
- モノフォニック設計:同時に1音しか出せないが、その分濃密な音圧を実現
Minimoogはリック・ウェイクマン(イエス)、キース・エマーソン(ELP)、ヤン・ハマーなど多くの著名なキーボーディストが愛用し、プログレッシブロック・ジャズフュージョン・ポップスに革命的な音色をもたらしました。その後のシンセサイザー設計の標準的なインターフェースに大きな影響を与え、「Minimoog以前・以降」で電子音楽の世界が変わったと評されています。2016年にはMoog Music社が「Minimoog Model D」として復刻版を発売し、現代の音楽制作シーンでも高い人気を誇っています。
使い方・例文
1970年代のロックやジャズフュージョンのレコードで聴けるあの独特のうなるようなリードシンサウンドや、現代のシンセサイザー解説で「アナログシンセの原点」として紹介される際にMoog Minimoogの名前が登場します。
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