CAS冷凍とは?
しーえーえすれいとう
CAS冷凍とは、磁場と微細振動を組み合わせて食品の細胞を傷めずに均一に凍らせる冷凍技術で、解凍後も品質・鮮度が損なわれにくいのが特徴です。
CAS冷凍(Cells Alive System冷凍)とは、日本の企業が開発した特殊な冷凍技術です。通常の急速冷凍では食品内部の水分が大きな氷結晶を形成して細胞壁を破壊してしまいますが、CAS冷凍は磁場と微細な振動を同時に作用させることで、水の分子が均一かつ微細な氷結晶のまま凍結するよう制御します。
通常冷凍とCAS冷凍の主な違いは以下のとおりです。
- 氷結晶の大きさ: 通常冷凍では大型の氷結晶が生じるが、CASでは細胞レベルの微細な結晶にとどまる
- 解凍後の品質: CAS凍結品はドリップ(液体の流出)が少なく、食感・色・栄養素が保たれやすい
- 細胞への影響: 細胞膜が破れにくいため、生鮮に近い状態で流通させることが可能
活用分野は水産物(マグロ・ウニ・イクラなど高級鮮魚)、精肉、野菜・果物、さらには医療用の細胞・臓器保存など多岐にわたります。冷凍のまま長期輸送して現地で解凍しても鮮度が損なわれにくいため、輸出入の多い食品流通で注目されています。一方で設備コストが高く、普及には課題もあります。食品ロス削減や産地から消費者への安定供給という観点からも、今後の普及が期待される技術です。
使い方・例文
遠洋で漁獲された高級マグロをCAS冷凍で処理し、鮮度を保ったまま海外に輸出することで、現地でも「生マグロ」に近い品質で提供できる場面で登場します。
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