本文へスキップ

C型肝炎ウイルスとは?

しーがたかんえんういるす

C型肝炎ウイルス(HCV)とは、慢性肝炎・肝硬変・肝細胞がんを引き起こすRNAウイルスで、血液を介して感染し、現在は直接作用型抗ウイルス薬で高率に治癒できます。

C型肝炎ウイルス(Hepatitis C Virus、HCV)は、フラビウイルス科ヘパシウイルス属に属する一本鎖プラス鎖RNAウイルスです。1989年に同定され、それまで「非A非B型肝炎」と呼ばれていた輸血後肝炎の主要原因として確認されました。

HCVの遺伝子型は1〜7型に分類され、地域によって流行する型が異なります。日本では1b型と2a型が多く、1b型は治療に反応しにくい傾向がありましたが、後述の新薬開発で克服されています。

感染経路は主に血液を介した経路です。

  • 医療行為での注射針・医療機器の共有(過去の輸血・薬物静注)
  • 刺青・ピアス施術での器具汚染
  • 性的接触(リスクは比較的低い)
  • 母子感染(リスクは低い)

感染後、約70〜80%が慢性肝炎へ移行し、慢性感染者の一部は20〜30年をかけて肝硬変・肝細胞がんに進行します。長年自覚症状に乏しいため、検診による早期発見が重要です。

治療は直接作用型抗ウイルス薬(DAA)の登場により劇的に進歩しました。インターフェロンフリーの経口薬を8〜12週間内服するだけで、ほぼすべての遺伝子型で95%以上のウイルス排除率(SVR)を達成できます。日本では公的医療保険が適用されています。

使い方・例文

過去に輸血や血液製剤を受けたことがある人や、献血時の検査でHCV抗体陽性と指摘された人は、専門医への受診と最新のDAA治療が推奨されます。

この用語をシェア

𝕏 でポスト LINE

最終更新:

関連用語