黒色頁岩とは?
こくしょくけつがん
黒色頁岩とは、有機物を豊富に含む薄層状の堆積岩で、酸素の乏しい深海底や湖底に堆積した泥が固結したものです。
黒色頁岩(こくしょくけつがん、black shale)は、堆積岩の一種である頁岩(シェール)のうち、有機炭素を比較的多く含み黒〜暗灰色を呈するものを指します。その色調は、嫌気的(酸素の乏しい)環境下で有機物の分解が抑制されたことにより、炭質物や硫化鉄(パイライト)などが岩石中に残存するためです。
黒色頁岩が形成されるのは、主に以下のような還元的環境です。
- 底層水が無酸素状態になった深海盆地・内湾
- 有機物供給量の多い陸棚縁辺部
- 酸素循環が乏しい閉鎖的な湖沼底
地質学的に重要なのは、黒色頁岩が石油・天然ガスの根源岩(ソースロック)になりうる点です。有機物が地熱や圧力によって熱分解されることで石油・ガスが生成されます。シェールガス・シェールオイルの生産が注目される北米のマルセラス層やバーネット層も黒色頁岩に相当します。
また、黒色頁岩はウラン・バナジウム・モリブデンなどの希少金属を濃集することがあり、資源地質学の観点でも注目されます。古生代や中生代の大量絶滅イベント(海洋無酸素事変)の証拠としても研究される重要な岩石です。
使い方・例文
「シェールガス田の地質調査では、黒色頁岩の分布域が重要な探鉱指標となる。」地質学・資源工学の分野でよく用いられる語です。
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