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骨炭とは?

こつたん

骨炭とは、動物の骨を高温で炭化させて作られた炭素材料で、脱色や浄水などに用いられます。

骨炭(bone char / bone black)は、牛などの動物の骨を空気をほぼ遮断した状態で高温加熱(炭化)することで作られる黒色の炭素系多孔質材料です。炭素分のほかにリン酸カルシウム(ハイドロキシアタイト)を多く含み、これが通常の木炭や活性炭と異なる独自の性質を生み出します。

骨炭の主な用途は以下のとおりです。

  • 砂糖の脱色精製:かつて砂糖の精製工場で広く使われ、糖液に含まれる色素や不純物を吸着して白糖を作る工程に活用された
  • 重金属・フッ素の除去:リン酸カルシウムが鉛・カドミウム・フッ素イオンなどを吸着するため、水処理や土壌浄化に応用されている
  • 顔料・インク:「ボーンブラック」とも呼ばれ、絵画や印刷の黒色顔料として歴史的に利用されてきた
  • 肥料原料:リンを豊富に含むため、骨粉として農業に転用されることもある

芸術分野では、骨炭を使った黒色顔料は深みのある黒として油絵などで用いられてきました。現在は合成炭素顔料に置き換わることが多くなりましたが、特定の色調を好む画家の間では今も使われています。環境・健康面の観点から動物性素材の利用に制限を加える国もあり、植物由来の活性炭や合成吸着材との置き換えが進んでいる素材でもあります。

使い方・例文

砂糖を白く精製する工程では、骨炭のフィルターに糖液を通すことで着色成分を取り除く方法が使われてきました。

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