骨折不癒合とは?
こっせつふゆごう
骨折不癒合とは、骨折した骨が一定期間を過ぎても正常に癒合(くっつく)しない状態で、感染や血流障害などが主な原因です。
骨折不癒合(こっせつふゆごう)は、骨折後に通常の治癒期間(一般に受傷から6〜9か月を目安とする)を経ても骨が完全に癒合しない状態を指します。骨折部がいつまでも動き続け、X線上でも骨の架け橋(仮骨)が形成されない状態が続きます。
骨折不癒合の主な原因には以下があります。
- 血流障害:骨頭への血流が乏しい大腿骨頸部や舟状骨に多い。
- 感染:開放骨折や術後感染により骨の再生が妨げられる。
- 不十分な固定:骨折部への過度な動きが骨癒合を阻害する。
- 骨欠損・軟部組織の介入:骨折間隙が大きい、または筋肉が嵌入している場合。
- 全身因子:栄養不良、喫煙、糖尿病、骨粗しょう症など。
分類上は「肥大型(過血管型)」と「萎縮型(無血管型)」に大別されます。肥大型は仮骨が豊富に形成されるが力学的に不安定な状態、萎縮型は仮骨の形成が乏しく骨端が硬化・吸収されます。
治療は原因と型によって異なり、骨接合の再手術・自家骨移植・骨延長術(創外固定)などが行われます。体外衝撃波療法や低出力パルス超音波(LIPUS)も補助的に用いられることがあります。喫煙者には禁煙指導も重要です。
使い方・例文
下腿骨折の保存療法後も半年以上たって骨の癒合が確認できない場合、骨折不癒合と診断され、骨移植を伴う手術が検討されます。
この用語をシェア
最終更新: