電動パワーステアリングとは?
でんどうぱわーすてありんぐ
電動パワーステアリング(EPS)とは、電動モーターの力でハンドル操作をアシストするステアリング補助システムです。
電動パワーステアリング(Electric Power Steering、略してEPS)は、従来の油圧式パワーステアリングに代わって普及した電動補助操舵システムです。ドライバーがハンドルを回す際の力をセンサーで検知し、電動モーターがその方向と大きさに応じた補助力を加えることで、軽いハンドル操作を実現します。
システムの主要構成要素は以下の通りです。
- トルクセンサー:ステアリングシャフトに加わる力の方向・強さをリアルタイムで計測する
- ECU(制御ユニット):センサーデータと車速情報を元にモーター出力を演算・制御する
- 電動モーター:コラム、ピニオン、ラックなどに配置されアシスト力を発生させる
油圧式と比べたEPSの利点として、エンジン負荷がなく燃費向上に貢献する点、低速では軽く高速では重めにアシスト量を変える速度感応制御が容易な点、車線維持支援や自動操舵などADAS機能と連携しやすい点が挙げられます。一方で、フィーリングが均一化されロードインフォメーション(路面からの情報)が薄く感じられるという意見もあり、スポーツカーではモーターの配置やプログラムの工夫でフィール改善が図られています。
現在は軽自動車から高級車まで広く採用されており、電気自動車やハイブリッド車においては油圧ポンプを駆動するエンジンが不要なEPSが唯一の現実的な選択肢となっています。
使い方・例文
低速の駐車時には軽くスムーズにハンドルが切れ、高速道路走行中には適度な重さでブレぶれのない操舵感が得られるのは、電動パワーステアリングの速度感応制御によるものです。
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