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集王聖教序とは?

しゅうおうしょうぎょうじょ

集王聖教序とは、唐代に王羲之の書から一字ずつ集めて刻した石碑で、王羲之の行書を後世に伝える重要な法帖です。

集王聖教序(しゅうおうしょうぎょうじょ)とは、唐の太宗(李世民)が撰文した「大唐三蔵聖教序」の文章を、王羲之の書跡から一字ずつ集字して石碑に刻んだものです。正式には「大唐三蔵聖教序碑」とも呼ばれ、672年(咸亨3年)に僧・懐仁(かいにん)が約20年以上の歳月をかけて完成させたと伝えられています。西安(現在の陝西省)の大慈恩寺に現存しています。

この碑が制作された背景には、玄奘三蔵がインドから持ち帰った仏典を唐太宗が称えた序文と、高宗が加えた記文があります。懐仁は内府に収蔵されていた王羲之の真跡や模写から必要な文字を一字ずつ選び出して組み合わせ、全文を構成しました。

集王聖教序の書法的意義は非常に大きく、王羲之の行書の多様な字形・筆法・連綿の美しさを一つの作品として集約しています。王羲之本人の肉筆は現存せず、集王聖教序はその書風を知るための最重要資料の一つとされています。

日本の書道においても古くから学習の手本とされており、行書を学ぶ書家が必ずといってよいほど臨書する古典として位置づけられています。行書の基本から応用まで幅広く学べる教材としての価値は現代でも変わりません。

使い方・例文

書道の中級・上級者が行書を深める際に「集王聖教序を臨書する」と言えば、王羲之の書風を石碑から学ぶ伝統的な練習方法を指しています。

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