李世民とは?
りせいみん
李世民とは、中国・唐王朝の第2代皇帝(太宗)で、「貞観の治」と称される安定した善政を行い、名君の代表格として知られる人物です。
李世民(りせいみん、598〜649年)は、唐の第2代皇帝で、廟号を「太宗」、元号を「貞観」といいます。父・李淵(高祖)が隋末の動乱を制して唐を建国する際に中心的役割を果たし、玄武門の変(626年)でクーデターを成功させて皇太子の地位を得、まもなく即位しました。
太宗の治世は「貞観の治」(627〜649年)と呼ばれ、中国史上最も成功した政治の一例として後世に讃えられています。その特徴は次のような点にあります。
- 有能な臣下(魏徴・房玄齢・杜如晦ら)を積極的に登用し、諫言(いさめ)を真剣に受け入れた
- 均田制・租庸調制・府兵制など制度を整備し民政を安定させた
- 北方の遊牧民族(突厥)を制圧し、周辺諸国から「天可汗」の称号を贈られた
- 玄奘(三蔵法師)の帰国を歓迎し、仏典翻訳事業を支援した
また自らの政治を記録・反省させた言行録は『貞観政要』としてまとめられ、東アジア各国の政治指針書として長く読み継がれました。中国史上最高の名君のひとりとして評価が高く、日本の律令制整備にも間接的な影響を与えた人物です。
使い方・例文
「李世民(唐太宗)の名は、中国史における善政の象徴として、歴史教科書や東アジアの政治思想を扱う授業でたびたび引用されます。」
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