集団療法とは?
しゅうだんりょうほう
集団療法とは、複数の参加者がグループで行う心理・精神的な治療法で、他者との相互作用を治癒の力として活用するアプローチです。
集団療法(グループセラピー)とは、精神科医や臨床心理士などの専門家が進行役となり、共通の問題や悩みを抱えた複数の参加者が一緒に治療・支援を受ける心理療法の一形態です。
個人療法と大きく異なる点は、グループそのものが治療的な媒体となることです。参加者は互いの体験を聞き、共感したり、フィードバックを与え合うことで、孤立感の解消、自己理解の深化、対人関係スキルの向上といった効果が生まれます。
集団療法の主な種類には次のようなものがあります。
- 精神分析的グループ療法:無意識の動態やグループダイナミクスを探求する
- 認知行動療法グループ:思考パターンの修正を集団で行う
- サポートグループ:依存症・がん・グリーフなど特定テーマで支え合う
- 心理教育グループ:疾患や対処法の知識を集団で学ぶ
集団療法の意義は、コスト効率の高さだけでなく、「自分だけではない」という普遍化体験や、他者の回復を目にすることで生まれる希望にあります。うつ病、不安障害、依存症、対人恐怖、摂食障害など幅広い領域で用いられる、現代精神医療の重要な柱のひとつです。
使い方・例文
アルコール依存症の回復を目指す人々が週に一度集まり、体験を語り合うグループセラピーが、集団療法の典型的な例です。また、学校のスクールカウンセラーが不登校傾向の生徒を対象に行うグループ活動なども集団療法に含まれます。
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