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隈取とは?

くまどり

隈取とは、歌舞伎独自の化粧法で、役の性格や感情を表すために顔に色鮮やかな線を描くメイクアップのことです。

隈取(くまどり)とは、歌舞伎において役者が顔に施す独特の化粧(メイクアップ)のことです。白粉(おしろい)を顔全体に塗った上から、赤・青・茶・黒などの顔料で筋状の模様を描くことで、役柄の性格・感情・超自然的な力などを視覚的に表現します。

隈取の色と意味には一定の法則があります。

  • 赤の隈取(紅隈):正義・勇気・強さを表し、荒事主人公などに用いる
  • 青・藍の隈取(藍隈・青隈):悪役・怨霊・死を表す
  • 茶・土色の隈取(茶隈):鬼や妖怪など超自然的な存在に用いる

隈取は江戸時代中期に荒事(あらごと)と呼ばれる豪快な演技様式とともに発達したとされており、市川家(成田屋)がその発展に大きく貢献しました。隈取のパターンは数十種類あり、役柄ごとに定まった型があります。

現代では歌舞伎のシンボルとして国際的にも認知されており、ポスター・浮世絵・グッズなどのデザインモチーフとして広く使われています。また、日本の伝統文化を代表するビジュアルとして海外でも知られる存在です。

使い方・例文

歌舞伎のポスターや浮世絵で、役者が顔に赤や青の太い線を描いた化粧をしているのを見たことがあるなら、それが隈取です。歌舞伎鑑賞の解説や日本文化の紹介で必ず登場します。

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