陽極酸化とは?
ようきょくさんか
陽極酸化とは、金属を電解液中で陽極として電流を流すことで表面に酸化皮膜を形成する表面処理技術です。
陽極酸化(ようきょくさんか、英: Anodizing / Anodic oxidation)は、金属(主にアルミニウム)を電解液の中で陽極(アノード)として電圧をかけることで、金属表面に安定した酸化皮膜を電気化学的に形成する表面処理技術です。日本工業規格ではアルミニウムの場合「陽極酸化皮膜処理」と定義されています。
アルミニウムの陽極酸化では、硫酸などの電解液中でアルミニウムが酸化されて酸化アルミニウム(Al₂O₃)の多孔質皮膜が形成されます。皮膜には直径数十ナノメートルの微細な孔(ポア)が規則正しく配列しており、この孔構造を利用して以下のような特性が付与されます。
- 耐食性の向上: 皮膜が基材を外気・水分から保護する
- 硬度の向上: 硬質陽極酸化(ハードアノダイズ)により鋼鉄並みの表面硬さが得られる
- 染色・着色: 多孔質構造に染料を吸着させて多彩な色を発色できる(iPhone の筐体カラーなど)
- 絶縁性: 酸化皮膜はアルミニウム自体と異なり電気を通しにくい
処理後に孔を封じる封孔処理を行うことで耐食性がさらに向上します。陽極酸化はスマートフォン・航空機部品・建材・自転車フレームなど幅広い製品に使われています。
使い方・例文
アルミニウム製のスマートフォンやノートパソコンの筐体、自転車のアルミフレームの表面仕上げとして登場します。「アルマイト処理」はアルミニウムの陽極酸化の商標名として知られています。
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