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陸奥国とは?

むつのくに

陸奥国とは、古代から近世にかけて東北地方の大部分を占めた令制国で、日本最大の国土面積を誇った地域です。

陸奥国(むつのくに)は、日本の律令制のもとで設置された令制国のひとつで、現在福島県宮城県岩手県青森県の全域に相当する広大な地域を指しました。東山道に属し、令制国の中で最大面積を持っていたことで知られます。

国の名称の由来には諸説あり、「道の奥(みちのおく)」が転じたとする説が広く知られています。大化の改新(645年)以降に整備された律令体制の中で、ヤマト王権の支配が東北地方に及ぶにつれて設置・拡大されました。奈良時代には多賀城(現・宮城県多賀城市)が陸奥国府として機能し、蝦夷(えみし)との境界地帯の統治拠点となりました。

平安時代には前九年合戦・後三年合戦の舞台となり、奥州藤原氏が平泉(現・岩手県)を拠点に繁栄しました。鎌倉・室町時代には幾度も分割・再編が行われ、江戸時代には仙台藩(伊達氏)・南部藩・津軽藩など複数の藩に分かれて統治されました。

明治時代の廃藩置県・廃国置県により、陸奥国の領域は複数の県に分割されて現在に至ります。「みちのく」という言葉は今日でも東北地方の雅称として親しまれています。

使い方・例文

「みちのく」を詠んだ万葉集の歌や、奥州藤原氏の繁栄を伝える平泉の世界遺産など、陸奥国の歴史は東北文化を語る上で欠かせません。

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