阿弥陀如来とは?
あみだにょらい
阿弥陀如来とは、西方極楽浄土を主宰し、すべての衆生を救済するとされる大乗仏教の仏で、浄土信仰の中心的な尊格です。
阿弥陀如来(あみだにょらい)は、サンスクリット語の「アミターバ(無量光)」または「アミターユス(無量寿)」を漢訳した呼称で、「量り知れない光」と「量り知れない命」を持つ仏を意味します。大乗仏教において極めて重要な如来(仏)の一尊です。
仏典によると、阿弥陀如来はかつて法蔵菩薩という修行者であり、「すべての衆生が自らの名を称えるだけで救済される」など四十八の誓願(本願)を立て、長い修行の末にそれを成就して仏となったとされます。その結果、西方に極楽浄土(西方浄土)という理想の世界を作り、念仏を唱える者を臨終のとき迎えに来る(来迎)という信仰が生まれました。
阿弥陀如来を主尊とする宗派は日本に多く存在します。
- 浄土宗(法然が開く):「南無阿弥陀仏」の称名念仏を重視
- 浄土真宗(親鸞が開く):他力本願・絶対他力の教えを展開
- 時宗(一遍が開く):踊り念仏で知られる
仏像の特徴として、定印(じょういん:両手を重ねて膝の上に置く印相)や来迎印(らいごういん)を結んだ姿が多く、螺髪(らほつ)と肉髻(にっけい)を持ちます。鎌倉の高徳院(鎌倉大仏)や奈良の東大寺盧舎那仏(大仏)と混同されることがありますが、鎌倉大仏が阿弥陀如来です。
使い方・例文
お葬式や法事で唱える「南無阿弥陀仏」という念仏は阿弥陀如来への帰依を表す言葉で、日本の仏教文化で最も広く知られる仏の一尊です。
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