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関白とは?

かんぱく

関白とは、平安時代以降に成人した天皇を補佐し、政務を代行した最高位の官職で、藤原氏が独占した要職です。

関白とは、日本の律令制における最高位の官職のひとつで、成人した天皇に代わって政務を総覧する地位です。摂政が幼少・女性の天皇を補佐するのに対し、関白は成人の天皇の治世を補佐する点が異なります。

関白の職は9世紀後半、藤原基経が初めてその実権を握ったことに始まるとされます。以後、摂政とあわせて「摂関」と呼ばれ、藤原北家が代々この職を独占しました。11世紀の藤原道長・頼通の時代には摂関政治が最盛期を迎え、天皇家との婚姻関係を通じた外戚支配によって朝廷の実権を掌握しました。

その後、院政の台頭により摂関の実権は低下しますが、職自体は近世まで存続します。戦国時代末期には豊臣秀吉が関白に就任(1585年)し、武家出身ながら朝廷の権威を利用して全国統一の正当性を示しました。秀吉の後継者秀次も関白となりましたが、後に失脚し、以降は豊臣氏滅亡とともに武家による関白就任は途絶えました。

明治維新以降、太政官制の廃止とともに関白の職も廃絶されました。現在では歴史用語として、また「亭主関白」のような慣用表現の中にその名が残っています。

使い方・例文

歴史の授業や時代小説で、「藤原道長が関白として朝廷の政治を牛耳った」「豊臣秀吉は関白に就任することで武家の覇権を正当化した」といった文脈で登場します。

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