鉄砲狭間とは?
てっぽうざま
鉄砲狭間とは、城郭の壁や櫓に設けられた鉄砲(火縄銃)を撃つための開口部で、丸型や三角形などの形状が特徴的な城郭防御設備です。
鉄砲狭間(てっぽうざま)とは、日本の城郭において鉄砲(火縄銃)を使用するために設けられた射撃口のことです。16世紀後半に鉄砲が戦争の主要兵器として普及するにともない、在来の矢狭間に加えて、または置き換えるかたちで城郭各所に設けられるようになりました。
鉄砲狭間の形状には主に次の種類があります。
矢狭間と同様に、外側の開口は小さく内側が広い断面形状をとり、射手を保護しながら射撃できる設計です。また鉄砲は煙と音を発するため、狭間の周辺に炭の灰がこびりついた痕跡が現存遺構で確認される場合もあります。
鉄砲狭間は安土桃山時代以降に急増し、石垣の狭間塀・多聞櫓・城門脇の土塀などに組み込まれました。現在でも姫路城・彦根城・熊本城などに多数現存しており、日本の城郭が火器に対応して進化した証拠として城郭研究で重視されています。
使い方・例文
彦根城の多聞櫓の壁面には丸型と三角型の鉄砲狭間が混在して設けられており、城の攻防戦での使用を想定した配置の実例を見学できます。
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