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遣唐使建築とは?

けんとうしけんちく

遣唐使建築とは、奈良時代中心に遣唐使が唐から持ち帰った建築様式や技術を反映した、中国大陸の影響を強く受けた日本の建造物の総称です。

遣唐使建築とは、7世紀から9世紀にかけ日本中国の唐に派遣した遣唐使が持ち帰った建築技術・様式・工法を取り入れた建造物、およびその様式全般を指します。遣唐使は外交文化交流の使節であり、建築家や工人も同行したことから、唐の都・長安の伽藍配置や構法が日本にもたらされました。

唐から導入された主な建築的要素には次のものがあります。

  • 左右対称の伽藍配置(南大門・中門・金堂・講堂を一直線に並べる形式)
  • 礎石(そせき)の上に柱を立てる工法
  • 瓦葺き屋根と組物(斗栱)の使用
  • 朱塗りの柱と白壁による彩色
  • 五重塔・三重塔などの多層塔建築

代表的な遺構として、奈良の東大寺・薬師寺・唐招提寺が挙げられます。唐招提寺は鑑真和上が建立した寺院で、唐代の建築様式を最もよく伝える建物として知られています。平城京・平安京の都市設計も唐の長安を範としており、都市計画レベルでも大陸の影響が見られます。

遣唐使が廃止された9世紀末以降、日本独自の「和様」建築が発展していきますが、遣唐使建築はその礎となった重要な段階です。

使い方・例文

奈良の唐招提寺の金堂は、遣唐使が伝えた建築技術を色濃く残す代表例として、建築史の授業や教科書で頻繁に取り上げられます。

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