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逸音とは?

いつおん

逸音とは、音楽や言語において本来の音から外れた変化音、または装飾的に逸脱した音のことです。

逸音とは、音楽理論や言語学において、本来の旋律・音高・発音から意図的または慣習的に外れた音を指す語です。文脈によって指す対象が異なり、音楽と言語の両分野で用いられます。

音楽の分野では、旋律の中で本来の音階から逸脱した経過音や装飾音を意味することがあります。メロディーラインが隣接する音へ向かう途中で本筋の和音音から外れる音は「逸れる音」として解析されます。バロック音楽や民謡など、装飾的な演奏技法が重視される音楽では、こうした逸音が豊かな表現を生み出す要素として機能してきました。

言語学・音声学の文脈では、標準的な発音や音素からの逸脱現象を指す場合もあります。方言や個人の発音習慣によって生じる音の変化、あるいは語の歴史的変遷の中で生じた音韻変化を分析する際に使われることがあります。

いずれの分野においても、逸音は単なる「誤り」ではなく、表現の幅を広げる要素として捉えられることが多く、演奏や発話の個性を決定づける重要な概念となっています。

使い方・例文

ヴァイオリンの演奏で、主旋律音から隣接する非和声音へと一瞬逸れて戻る動きが「逸音」として分析されることがあります。

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