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軌道回路とは?

きどうかいろ

軌道回路とは、鉄道の線路を利用した電気回路で、列車の有無や位置をリアルタイムに検出するための安全システムです。

軌道回路(きどうかいろ)とは、鉄道の2本のレールを導体として利用した電気回路で、区間内に列車が存在するかどうかを電気的に検出するための保安システムです。信号システムの根幹を担う技術で、鉄道の安全運行に欠かせない装置です。

基本的な仕組みは次の通りです。ある区間の両端にそれぞれ送電端と受電端を設置し、レールを通じて微弱な電流を流します。列車が区間に入ると、車輪・車軸が2本のレール間を短絡(ショート)させ、回路の電流値が変化します。この変化を受電端で検出することで列車の在線を確認します。

軌道回路の役割と応用は幅広いです。

  • 在線検知:閉塞区間内に列車がいるかどうかの確認
  • 信号制御:在線情報をもとに場内・出発・閉塞信号機を連動制御
  • 自動列車制御(ATC/ATO):列車の速度制御や自動停止の基礎データ提供
  • 踏切制御:列車接近を検知して踏切を降下させる

近年は軌道回路の代わりにGPSや無線通信を利用した列車検知システム(無線式列車制御システム、CBTCなど)も普及してきていますが、軌道回路は依然として世界中の鉄道で広く使用されている基本技術です。レールの絶縁管理や保守が重要な点も特徴の一つです。

使い方・例文

駅のホームで列車が到着すると、信号機が自動的に変わる仕組みの背後には軌道回路が使われています。また、踏切が列車の接近を検知して遮断棒を降ろすのも、軌道回路による在線検知の応用例です。

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