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足跡化石とは?

あしあとかせき

足跡化石とは、古代の生物が地面に残した足跡や這い跡などが地層に保存された痕跡化石の一種で、生物の行動や生態を知る手がかりとなります。

足跡化石(あしあとかせき)は、過去の生物の体そのものではなく、生物が生きていた当時に地表や水底に残した足跡・爪跡・這い跡・巣穴などが堆積物に保存されたものです。こうした生物の活動痕跡記録した化石は「痕跡化石(こんせきかせき)」または「生痕化石(せいこんかせき)」と総称され、足跡化石はその代表的な種類です。

足跡化石が形成されるには、生物が足跡をつけた直後に適切な速さで堆積物が覆い、その後長期にわたって圧密・固化するという条件が必要です。軟らかすぎる泥は足跡の形が崩れやすく、硬すぎる地面には跡が残りません。河川の氾濫原、干潟、湖岸など適度な湿り気と粒度の堆積環境が理想的です。

足跡化石からは以下のような情報を読み取ることができます。

  • 生物のおおよその体重・体格・歩幅・歩行速度の推定
  • 二足歩行か四足歩行かの判別
  • 群れで行動していたかどうか
  • 当時の環境(水辺か陸上かなど)の推測

恐竜の足跡化石は世界各地で発見されており、ティラノサウルス類や竜脚類の巨大な足跡が有名です。日本でも福井県や岡山県などで恐竜の足跡化石が発見されています。足跡化石は骨格化石とは異なる視点から生物の生態を補完する貴重な証拠として、古生物学の重要な研究対象です。

使い方・例文

博物館の展示で恐竜の巨大な足跡化石のレプリカが床に並べられているのをよく目にします。足跡の深さや歩幅から恐竜の体重や歩行速度を推定する研究が行われています。

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