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超弦理論とは?

ちょうげんりろん

超弦理論とは、自然界の全ての素粒子と力を「弦」と呼ばれる微小な1次元の振動体として統一的に記述しようとする物理学の理論的枠組みです。

超弦理論(ちょうげんりろん、Superstring Theory)は、素粒子物理学重力理論を統合することを目的とした理論物理学の枠組みです。通常の素粒子論では電子やクォークなどを「点」として扱いますが、超弦理論ではこれらを長さを持つ微小な「弦(ひも)」の振動モードとして描写します。弦の振動の仕方の違いが、電子・クォーク・光子・重力子など異なる粒子として現れると考えます。

「超」とはスーパーシンメトリー(超対称性)のことで、ボソン(力を媒介する粒子)とフェルミオン(物質を構成する粒子)を対称的に扱う数学的構造を理論に組み込んでいます。この超対称性を導入することで、理論の整合性が保たれ数学的な矛盾が解消されます。

超弦理論が求められる背景には、20世紀物理学の二大理論である量子力学と一般相対性理論が互いに相容れない問題があります。重力を量子論的に扱おうとすると計算が発散して意味をなさなくなりますが、超弦理論はこの問題を回避できる有力な候補です。超弦理論は数学的に整合するために10次元(または11次元)の時空間を必要とし、余剰次元は非常に小さく丸まっていると考えられています。

現時点では実験的な検証が極めて困難であり、理論の枠組みが複数存在するなどの課題があります。しかし数学的な美しさと統一理論としての可能性から、現代理論物理学の最前線として研究が続けられています。

使い方・例文

物理学の一般向け解説書やドキュメンタリーで「万物の理論(Theory of Everything)」について語られる文脈で超弦理論がしばしば登場します。

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