超小型衛星放出機構とは?
ちょうこがたえいせいほうしゅつきこう
超小型衛星放出機構とは、国際宇宙ステーションや小型ロケットから超小型衛星(キューブサット等)を軌道上に放出するための装置・システムです。
超小型衛星放出機構とは、超小型衛星(主にキューブサット)を宇宙空間の軌道上に放出するための専用装置またはシステムの総称です。最も普及している規格として「J-SSOD(JAXA Small Satellite Orbital Deployer)」や「NanoRacks NRCSD」などがあり、国際宇宙ステーション(ISS)の日本実験棟「きぼう」からの放出に用いられる仕組みが広く知られています。
超小型衛星、特に10センチ×10センチ×10センチを1ユニット(1U)とするキューブサット規格の衛星は、大学・研究機関・スタートアップ企業などが比較的低コストで製造・打ち上げできるため急速に普及しました。放出機構はこれらの衛星を安全に収容し、所定のタイミングで正確に軌道上へ射出する役割を担います。
超小型衛星放出機構の主な特徴は以下のとおりです。
- キューブサット規格(1U・2U・3U・6Uなど)に対応した標準化されたインターフェース
- ばね機構や電磁式の分離機構により、衛星に余計な回転や振動を与えず放出
- ISS軌道からの放出では、宇宙飛行士が遠隔操作で手順を実行できる
- 小型ロケットの上段に搭載されるタイプも増加しており、複数の衛星をまとめて放出するリドシェア打ち上げにも対応
超小型衛星放出機構の普及により、以前は大きな資金と組織が必要だった衛星打ち上げが大学の研究室や小規模な民間企業でも現実的となり、宇宙利用の民主化を支える基盤技術となっています。
使い方・例文
大学が製作した10センチ角のキューブサットを国際宇宙ステーションの「きぼう」実験棟から放出する際に、超小型衛星放出機構が使われています。放出機構がばねの力で衛星を軌道上へ押し出します。
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