購買力平価とは?
こうばいりょくへいか
購買力平価とは、同じ商品やサービスが異なる国で同じ価格になるように為替レートを理論的に定めた考え方です。
購買力平価(Purchasing Power Parity、PPP)とは、「同一の財・サービスはどの国でも同じ価格で取引されるはずだ」という一物一価の法則を国際的に適用した概念です。2国間の為替レートは両国の物価水準の比率に収束するという理論的な均衡レートを示します。
考え方の核心は、たとえばある商品が日本で1,500円、アメリカで10ドルであれば、購買力平価レートは1ドル=150円と導かれるという点にあります。実際の市場為替レートがこれより円高であれば日本の物価は割高、円安であれば割安と解釈されます。
購買力平価の主な用途には以下のものがあります。
- 各国のGDPを実質的な生活水準で比較する(IMFや世界銀行の国際比較統計)
- 長期的な為替レートの均衡水準を推計する
- 多国籍企業が現地給与や物価水準を考慮した経営判断をする
ただし、現実の為替レートは資本移動・金利差・投機・政治リスクなどの影響を受けるため、購買力平価との乖離は長期間続くことがあります。また、貿易不可能な非貿易財(床屋代など)が含まれる点も理論の限界として指摘されています。
使い方・例文
「The Economist誌の『ビッグマック指数』は購買力平価の代表的な応用例で、各国のビッグマック価格を比べることで通貨の割高・割安を直感的に把握できます。」
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