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論理実証主義とは?

ろんりじっしょうしゅぎ

論理実証主義とは、科学的な検証が可能な命題だけを有意味とみなし、形而上学や倫理などの検証不可能な言明を無意味として排除しようとした哲学の立場です。

論理実証主義(Logical Positivism)は、20世紀初頭にウィーンで形成されたウィーン学団(Wiener Kreis)を中心に発展した哲学思想です。モーリッツ・シュリック、ルドルフ・カルナップ、オットー・ノイラートらが主要なメンバーでした。

論理実証主義の中心にあるのは「検証可能性の原理(Verifikationsprinzip)」です。この原理によれば、ある命題が有意味であるためには、経験的に検証可能でなければなりません。「雪は白い」は観察によって確かめられるので有意味ですが、「神は存在する」「善は善いものである」といった形而上学的・倫理的命題は検証不可能であるため、真でも偽でもなく無意味だとされます。

論理実証主義の主な特徴は以下の通りです。

  • 科学の統一:物理学を基礎とした統一科学の構築を目指した
  • 形而上学の排除:観察によって検証できない言明を哲学から追放しようとした
  • 論理と数学の重視:トートロジー(分析命題)として意味を持つとした
  • 言語分析:哲学の任務を科学言語の論理的分析とみなした

論理実証主義はカール・ポパーによる反証可能性の提唱や、クワインによる「経験主義の二つのドグマ」批判によって大きく揺らぎ、20世紀後半には衰退しました。しかしその科学哲学・分析哲学への影響は現在も続いています。

使い方・例文

「その主張は科学的に検証できるのか」という問いを軸に、科学と疑似科学の境界を論じる哲学や科学論の議論の中で論理実証主義が言及されます。

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