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褥瘡ステージ分類とは?

じょくそうすてーじぶんるい

褥瘡(床ずれ)の重症度を皮膚・組織の損傷深さで段階的に評価する国際的な分類体系です。

褥瘡ステージ分類とは、皮膚や皮下組織への圧迫・摩擦によって生じた損傷(褥瘡)を、組織の傷害深さと外見的所見に基づいて段階的に評価する分類システムです。国際的に広く用いられるのは米国褥瘡諮問委員会(NPUAP)と欧州褥瘡諮問委員会(EPUAP)が共同作成した分類であり、日本の医療・介護現場でも標準的な評価指標として採用されています。

分類はステージ1からステージ4、および「判定不能」「深部組織損傷(DTI)の疑い」を含む6区分で構成されます。各ステージの概要は以下のとおりです。

  • ステージ1:皮膚は損傷していないが、発赤が消えない状態(消退しない発赤)
  • ステージ2:真皮の一部が露出した浅い潰瘍または水疱
  • ステージ3:皮下組織に達する全層皮膚欠損。筋肉・腱・骨は露出していない
  • ステージ4:筋肉・腱・骨が露出または触知できる深い全層組織欠損

このほか、壊死組織で創底が覆われていて深さが判定できない場合は「判定不能」、皮膚表面は正常でも皮下の組織が損傷している可能性がある場合は「深部組織損傷(DTI)の疑い」として区別されます。

正確なステージ分類は、適切なケア方法の選択、治療計画の立案、施設間での情報共有、ケアの質評価に不可欠です。日本では「DESIGN-R」などの独自評価ツールと組み合わせて褥瘡管理が行われており、チーム医療の共通言語として機能しています。

使い方・例文

入院患者の仙骨部に発赤が生じた際、看護師がステージ分類を用いて重症度を判定し、医師や皮膚・排泄ケア認定看護師(WOC)と連携してケア方針を決定する場面で使われます。

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