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裾礁とは?

すそしょう

裾礁とは、陸地の海岸線に直接接して発達するサンゴ礁の形態で、沖合にラグーンを持たない最も基本的な礁の種類です。

裾礁(すそしょう・英: fringing reef)は、サンゴ礁の形態分類のひとつで、島や大陸の海岸線に直接隣接して形成されるサンゴ礁です。海岸のすぐそばから礁が始まり、陸地と礁の間には深いラグーン(礁湖)が存在しないか、あっても非常に浅く狭い点が特徴です。

チャールズ・ダーウィンは19世紀にサンゴ礁の形成を体系的に考察し、裾礁・堡礁・環礁の3段階進化モデルを提唱しました。この説によれば、火山島の周囲に形成された裾礁が、島の沈降とともに堡礁(island との間にラグーンが生まれる)へ、さらに島が完全に沈んで環礁へと変化するとされています。現在もこのモデルは基本的に支持されています。

裾礁の主な特性は以下のとおりです。

  • 海岸線から直接アクセスできるため、シュノーケリングや素潜りの場として身近
  • 陸地からの淡水や土砂の流入を受けやすく、サンゴの生育環境が不安定になることがある
  • 熱帯・亜熱帯の島嶼部に広く分布する

日本では沖縄県の慶良間諸島や石垣島周辺に発達した裾礁が見られます。近年は海水温上昇や水質悪化によるサンゴの白化が問題となっており、裾礁の保全は生物多様性保護の観点から重要な課題となっています。

使い方・例文

沖縄の海岸線に広がるサンゴ礁を紹介する観光や環境教育の文脈で「裾礁」という言葉が使われます。

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