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袋織とは?

ふくろおり

袋織とは、経糸緯糸を袋状に二重に絡み合わせて織ることで、筒状または袋状の布を一度の工程で作り出す織物技法です。

袋織(ふくろおり)は、2枚の布が袋状につながった構造を一度の織りで作り出す二重織技法の一種です。織機上で上層と下層の2組の経糸緯糸を使い、布の両端(または一辺)だけを連結して中が空洞になるよう組み合わせて織ります。開口部を作る側は連結しないため、織り上がった布を開くと袋のような形になります。

袋織の主な特徴と用途は以下のとおりです。

  • 表裏に異なる色・模様を配置できる(リバーシブル)
  • 二重構造により厚みと保温性が生まれる
  • 袋状・筒状の形を縫製なしに作れる
  • 帯・袋帯・のれん・巾着袋などに用いられる

日本の伝統工芸では、西陣織をはじめとする高級帯地に袋織が多く使われています。特に「袋帯(ふくろおび)」は礼装用の帯として代表的で、表面に金銀糸や華やかな文様を、裏面にシンプルな地模様を配した構造が多いです。

袋織は世界各地の織物文化にも見られ、中南米の伝統布地やヨーロッパのタペストリー技法にも類似の構造が応用されています。現代では衣料品のジャカード生地やアウトドアウェアの素材にも袋織の技術が活かされており、機能性と意匠性を両立できる技法として評価されています。

使い方・例文

フォーマルな着物に合わせる「袋帯」は袋織の代表例で、表に金銀の豪華な文様が織り出されています。西陣織や博多織の解説で「袋織」という技法名が登場します。

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