薄肉レンズの公式とは?
うすにくれんずのこうしき
薄肉レンズの公式とは、レンズの焦点距離・物体距離・像距離の関係を示す光学の基本式で、カメラや眼鏡の設計の基礎となります。
薄肉レンズの公式(レンズの式)は、レンズの厚さが焦点距離に比べて十分に薄いと見なせる場合に成立する幾何光学の基本方程式です。物体とレンズの距離(物体距離)・レンズと像の距離(像距離)・レンズの焦点距離の三者の関係を結びつけます。
この公式により、次のような計算が可能になります。
- 物体をレンズからある距離に置いたとき、像がどこにできるかを求める
- 実像・虚像・倒立像・正立像の別を判定する
- レンズの倍率(像の大きさと物体の大きさの比)を計算する
- 複数のレンズを組み合わせた光学系の合成焦点距離を求める
薄肉レンズの公式は凸レンズ(収束レンズ)にも凹レンズ(発散レンズ)にも適用可能で、それぞれ焦点距離の符号が異なることで統一的に扱えます。レンズメーカー方程式と組み合わせることで、レンズの曲率半径や屈折率から焦点距離を求めることもできます。
カメラの焦点合わせ、眼鏡・コンタクトレンズの度数設計、顕微鏡・望遠鏡の設計など、日常から最先端の光学機器まで幅広く活用される基礎知識です。
使い方・例文
「焦点距離10cmの凸レンズから30cm離れた物体を置いたとき、薄肉レンズの公式を使うと像は反対側15cmの位置にできることがわかる」という場面で登場します。
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