薄明光線とは?
はくめいこうせん
薄明光線とは、雲の隙間から光が放射状に広がって見える大気光学現象のことです。
薄明光線(はくめいこうせん)とは、太陽が雲や山などの障害物によって部分的に遮られたとき、雲の隙間や縁から光の筋が放射状に広がって見える大気光学現象です。光の柱が天空に伸びるような壮観な景観を生み出すため、古くから「天使の梯子」「ヤコブの梯子」などの名でも親しまれてきました。
この現象は、大気中に漂う水蒸気・ほこり・小さな水滴などの微粒子が太陽光を散乱させることで起こります。光が届く部分と影になる部分が交互に並ぶことで、光の筋が視覚的に際立ちます。実際には太陽光は平行に進んでいますが、遠近法の効果によって放射状に広がるように見えます。
薄明光線が見られやすい条件は以下の通りです。
- 夕暮れや夜明けの低い太陽角度
- 積雲や積乱雲が空に点在している状態
- 大気中の水蒸気や微粒子が多い状態
- 山岳地帯や海上など視界が開けた場所
薄明光線とは逆方向、つまり太陽と正反対の空に同じ光の筋が収束して見える現象は「反薄明光線」と呼ばれます。気象学的には天気予報や大気透明度の手がかりとなる場合もあり、写真愛好家にとっても人気の被写体となっています。
使い方・例文
夕方、厚い雲の隙間から光の筋が地上に向かって何本も伸びているように見えたとき、それが薄明光線です。日没前後の空に特に現れやすく、SNSでも「天使の梯子」として頻繁に投稿される光景です。
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