蒟蒻問答とは?
こんにゃくもんどう
「蒟蒻問答」とは、こんにゃく屋が禅問答を誤魔化して大和尚と互角に渡り合う古典落語の演目です。
「蒟蒻問答」は、古典落語の演目のひとつで、無知な素人が偶然にも高僧を言いくるめてしまうという痛快な噺です。上方落語にも同系統の噺があり、江戸・上方双方で長く親しまれてきました。
あらすじは、廃寺に居着いたこんにゃく屋が、住職のふりをして坐っていたところ、諸国行脚の禅僧がやってきて無言の禅問答を挑んできます。禅問答の意味などまったく知らないこんにゃく屋が、商売のことを頭に浮かべながらジェスチャーで返すと、禅僧はそれを深遠な法問答と受け取り、感服して去っていきます。
この噺の面白さは以下の通りです。
- 同じ身振りが、双方にまったく異なる意味で解釈される「ずれ」の可笑しさ
- 知識や格式を笠に着た権威への皮肉
- 素人が専門家を上回る逆転の快感
- 禅の問答という格調ある世界を庶民的にパロディ化する江戸の笑いの精神
言葉ではなくジェスチャーだけでやり取りする場面の演じ分けが演者の腕の見せ所で、古今亭・三遊亭など多くの流派で受け継がれています。
使い方・例文
「蒟蒻問答みたいに、言葉が通じないのに話が成立してしまった」という比喩的な使い方や、落語会の演目紹介で登場します。
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