菊とは?
きく
菊とは、キク科キク属の多年草で、秋を代表する花として日本で古くから愛され、皇室の紋章にも用いられる文化的に重要な植物です。
菊(キク)はキク科キク属に分類される多年草の植物で、主に秋から初冬にかけて開花します。原産地は中国とされ、奈良時代ごろに日本に伝わったと考えられています。以来、日本の文化・芸術に深く根付き、日本の国花の一つとしても親しまれています。
菊の花は多数の舌状花と管状花が集まって一つの花のように見える頭状花序という構造をとっており、品種によって花の大きさ・形・色が大きく異なります。大輪の厚物や管物を競う菊花展は全国各地で秋に開催され、伝統的な日本の美意識を体現するものとして高く評価されています。
菊の主な種類・用途は多岐にわたります。
- 観賞用菊:仏花・切り花・鉢植えとして広く流通
- 食用菊:山形県の「もってのほか」など、花びらを酢の物やお浸しに使う食用品種
- 除虫菊:白花菊の一種で蚊取り線香の原料として知られる
文化・芸術の面では、十六葉八重表菊が天皇家の紋章として使用され、パスポートや公的書類にも刻まれています。また、俳句では「菊」が秋の季語として重用され、松尾芭蕉など多くの俳人が菊を詠んでいます。長寿・高潔・不老不死を象徴するとされ、重陽の節句(9月9日)には菊酒を楽しむ風習も残っています。
使い方・例文
秋のお墓参りに白や黄色の菊を供えたり、山形の食用菊「もってのほか」をさっと湯がいてお浸しにして食べたりする場面でよく登場します。
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