良性発作性頭位めまい症とは?
りょうせいほっさせいとういめまいしょう
特定の頭の向きの変化によって短時間の激しいめまいが起こる、耳の内部に原因がある良性の疾患です。
良性発作性頭位めまい症(BPPV: Benign Paroxysmal Positional Vertigo)とは、頭を特定の方向に動かしたときに突然激しい回転性めまいが起こる疾患です。耳石器(じせきき)という器官に存在する炭酸カルシウムの結晶(耳石)が剥がれ、三半規管の中に迷入することで発症します。
- 寝返り・起き上がり・上を向く・かがむなど頭位変換で誘発される
- 発作は数秒から1分程度で自然に治まる
- 耳鳴りや難聴は伴わない(メニエール病との鑑別点)
- 繰り返し同じ体位をとると慣れて症状が軽減することがある
原因は多くの場合特定できませんが(特発性)、加齢・頭部外傷・長期臥床・骨粗鬆症などが関係することが知られています。中高年女性に多い傾向があります。
治療の中心は耳石置換法(頭位治療)です。「エプリー法」などの理学療法で頭を一定の順序で動かし、迷入した耳石を元の位置に戻す操作を行います。多くの場合、数回の治療で症状が改善されます。再発しやすい疾患ですが、危険なめまいではなく予後は良好です。
使い方・例文
朝起き上がろうとした瞬間に突然部屋が回るような激しいめまいが数十秒続き、耳鼻科や神経内科で「良性発作性頭位めまい症」と診断される場面でよく登場します。
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