自殺対策とは?
じさつたいさく
自殺を社会全体で防ぐために、国・地方自治体・民間団体が連携して取り組む予防・支援・啓発活動の総称です。
自殺対策とは、自殺による死亡者を減らすことを目的として、国・都道府県・市区町村・民間団体・地域社会が連携して行う予防・支援・啓発・調査研究などの取り組みの総称です。日本では2006年に自殺対策基本法が制定され、自殺は「個人の問題」ではなく社会的・経済的背景を持つ公衆衛生上の重大な問題として位置づけられるようになりました。
自殺対策の主な柱は以下のとおりです。
- 普及啓発:自殺や精神疾患に対する偏見をなくし、相談を促すキャンペーン(9月10日の「世界自殺予防デー」など)
- 相談支援:いのちの電話・よりそいホットライン・SNS相談など24時間対応の危機介入
- ゲートキーパー養成:地域の身近な人が悩みに気づき、適切な支援につなぐ役割を担う人材育成
- 職域対策:職場のメンタルヘルス対策・ストレスチェック制度の活用
- 遺族支援:自死遺族への相談・自助グループ支援
厚生労働省の「自殺総合対策大綱」に基づき、5年ごとに見直しが行われ、重点施策が定められています。自殺者数は2000年代には年間3万人を超える水準が続きましたが、対策の強化もあって近年は2万人台前後で推移しています。コロナ禍以降は女性や若年層の自殺増加が課題となっており、孤独・孤立対策との連携も重視されています。
使い方・例文
「自殺対策」という言葉は、行政計画の策定・啓発イベントの開催・相談窓口の整備・学校でのいのちの教育など、幅広い文脈で使われます。地域の自殺対策計画を策定する自治体の担当者や、支援機関・NPOの活動説明で頻繁に登場します。
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